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2025-06-12 summaries in Japanese

Designing and building the Vercel Ship conference platform - Vercel

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Vercel Ship カンファレンスプラットフォームのデザインと構築

この記事は、Vercelのカンファレンスプラットフォーム「Vercel Ship 2025」のデザインと構築プロセスについて詳細に解説しています。

ビジュアルデザイン:

  • コンセプト: 2024年の磁性粒子から進化し、NASAが開発した黒い磁性流体(フェロ流体)をインスピレーション源に、動き、磁性、複雑さを表現するビジュアルを目指した。
  • AI活用: 生成AI(Flux、Google Veo 2、Runway、Ideogramなど)を用いて15,000以上の画像と動画を生成し、迅速なアイデア出しと方向性の検証を行った。
  • デザインの調整: 当初、フェロ流体モチーフは試みましたが、集合体恐怖症を誘発する可能性があったため、より洗練されたメタリックな液体システムに修正。
  • インタラクション: レイマーチング技術を用いて、滑らかな表面を持つ流体シミュレーションを実現。ガラスプリズム、フェロ流体シミュレーション、水の動きなどを実装。

プラットフォーム構築:

  • v0によるプロトタイピング: デザインチーム内でv0を活用し、シンプルなテキストプロンプトからサイトや登録フローのプロトタイプを迅速に作成。
  • 技術スタック: Next.jsアプリを基盤とし、PostgresデータベースとPayload CMSを採用。
    • CMSでランディングページのコンテンツを編集可能に。
    • 登録者データをリアルタイムで検索可能に。
    • エンジニアリングチームがAPIとデータベースを直接利用できるように。
  • レンダリング戦略とキャッシング: ISR (Incremental Static Regeneration) 、PPR (Partial Prerendering) 、use cache ディレクティブによるキャッシュ制御により、パフォーマンスを最適化。
  • Vercelプラットフォームの活用: VercelとShipサイトを同じドメイン上で運用することで、デバッグとログ記録を効率化。
  • モジュール化されたコンポーネント: shadcn, Geist, cvaを用いて、複数のイベントに対応できる再利用可能なコンポーネントライブラリを構築。
  • React Emailによるメール送信: React EmailとCMSを連携させ、マーケティングチームがエンジニアリングの介入なしでメールコンテンツを編集可能に。

課題と今後の展望:

  • ローカル環境でのPostgres設定、マイグレーション、データ投入などの課題。
  • ローカル環境でのデータプレビュー、スキーマ更新、Open Graph生成、キャンペーンプレビューなどのワークフロー改善を目指す。
  • フロントエンドでのビジュアル表現の向上とパフォーマンスの両立。

その他:

  • useTransform from Motion for Reactを活用したスクロールアニメーションや、mix-blend-modeを用いたスティッキーヘッダーの実装。
  • Vercel Ship 2025への登録を呼びかけ、基調講演やオフラインイベントなど、今後のコンテンツ展開に期待。
  • basement.studioとの協業。